SMC powers AG22 v1.2


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○ 特記

コントローラのおまけ機能も注目です(下に書きます)。

☆ Self balance 水平(維持)モードのエレベータは注意です
ELEVについて、このモードを持つGYROに共通の注意

○ ちょっと主観
中期的に使ってみてですが、わずかに安定度で不足感を感じて
いないこともないです。
ノーマルモードでスローアクロに使ったときに、他の製品に比べて
やや粘り気に欠けるというか、もう一歩支えがきかないというか。
コブラで引きずっているときにエルロンが比較的長い周期でふ〜わふ〜わ
振れるのも、ひょっとすると多いのかも。です。
スケール機を安定させるような使い方では気にならないと思います。

○ 小さい
他のGYROに比べて小さく感じます。

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縦横は小さいです。GYRO本体にスイッチやVRはありません。
高さは少々大きいです。

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○ モード
モード指示の送信機の3ポジションスイッチには、次の三つのモードが割り当てられます。
Gyro off
Gyro on
Autolevel

Gyro onは三軸モードです。ノーマルかヘディングロックのどちらかを選べますが、
その選択は設定メニューの中で指定するので、飛行中に切り替えはできません。
(ノーマルか、AVCSヘディングロックかを排他で選択)

Autolevelはピッチ・ロール角制限付きの水平維持モードです。

○ 接続
SBUSあり。SBUSコネクタはAILEと兼用です。
SBUS入力にするかAILE入力にするかは設定メニューの中で指定します。

○ 設定等
GYRO本体にはサーボコネクタ、表示灯、設定用のコネクタがあります。
スイッチや感度のトリマVRはありません。
設定用のコネクタはサーボコネクタと対向する位置にあります。

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機体に載せてからも設定コードをつなぐ必要があります。
設定側コード脱着の余地を考えて機体にGYROを搭載します。

設定は専用のコントローラか、PCのUSB接続で行います。
専用コントローラのメニュー構成は整っていて、さほどストレスは感じません。
感度、GYRO動作の向き(ディレクション)、ノーマルかヘディングロックか、
積み方、水平維持モードでのピッチ・ロール角制限値などを決めます。

ロール角ピッチ角許可度合いは、制限が薄いほうが好みなので、
設定できる最大の75(度)にしました。

水平モードのピッチとロールのキァリブレィション補正を数値で入力できます。
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(写真 A)

○ おまけ機能あり
1. 専用コントローラは、GYROの設定の他にも、電池チェックに使えます。
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2. 受信機のPPM出力のモニタ、サーボ信号のテスト出力の機能もあります。
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☆注目! パルスモニタでは、パルス幅○○(μS)に加えて
PPM出力の周期、周波数が表示されます。
写真上の右: 一般的な14(mS) 71(Hz)
写真上の左: 高速PPMの7(mS) 142(Hz)
最近の受信機は高速PPM出力を備えているものが多いですが
高速モードになっているのか、または通常モードなのかを、
LED表示などの視覚で確かめられない機種が多いです。
また、通常と高速の切り換え手順が送信機のバインド操作と
似ているものもあるため、こうして確かめられるのは良いことです。
(バインド操作がスベった際にPPMスピードが切り替わってしまったのでは)
(ないかと、不安に思うことがあります)

○ 水平モードテスト(の、概略)
水平維持モード、少し試してみました。
端的に言うと、他の製品と特段に違うことはなさそうです。

水平維持モードでエレベータ(ピッチ側)が定まらず
頭下げで落ちてくる状況になりやすいことについて少々試しました。

1.GYRO本体を前下げで積むのはあまり効果がありませんでした。
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※これは搭載方法の試験の印象写真です

2.ピッチのキァリブレィション補正に、前下げで積んだような意味合いの
数値を入力する方法。(この記事上方に載せた[写真 A]参照)
これはやや効果を感じました。

3.でも結局、いつものミキシングに落ち着きそうです。
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水平維持モードを選択している間は、送信機のダイアル出力などを調節して
エレベータにミキシングし、少量のエレベータアップを打って支えている
ような状況にする方法です。



○ 試した機体

1. ホクセイモデル 48インチ Sbach342 EPP
2. HobbyKing Extra 330 Profile 776mm

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○ 各事項

・販売店
ワールドモデルス系(ソラヤ) など

・悪い点
PC(USB)またはコントローラを接続して設定を行うので変更が煩雑。
コントローラのケーブルを接続する余地を確保しなければならないので
胴体内でGYROを積む場所や向きに制限が増える。

・良い点
SBUSあり(端子は兼用の切替式)
AILE 2in, 2out。
背面・横積み可能。

・LINK
maker
http://www.smc-powers.com/
products
http://www.smc-powers.com/English/Product/9163405646.html
software
(プロダクトページ内Downloadリンクより取得可)